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Moomin 20Stories

story3

ムーミンママのエプロン。

ムーミンママ(Moominmamma and the berries)
1999-2013

赤白エプロンとハンドバッグがママのトレードマークになった理由は?

いつもエプロンを身につけ、黒いハンドバッグを肌身離さず持っているムーミンママ。
ハンドバッグには乾いた靴下や糸きれ、キャラメル、おなかの薬など、
ママを頼ってやってくるみんなの世話を焼くために欠かせないものが入っています。
エプロンは、いつも忙しく家事をこなすママの象徴ともいえるもの。
ですが、原作小説の初期に登場するママはエプロンをしていないんです。

実はムーミン族、外見は全員そっくり。
ぱっと見、誰がムーミンで誰がパパでママか、区別がつきません。
イギリスの新聞にコミックスが掲載されることになったとき、読者が混乱しないよう、
ママはエプロン、パパはシルクハットがデフォルトと決まったんだそうです。

日本のアニメの昭和版ではムーミンは青、パパとママはグレーと、
体に色がついていました。
しかし、本来、ムーミン族の体は白色。
平成版でもムーミンはブルー、パパはグレー、ママはクリーム色と、
色はついていますが、全体に薄い色になりました。

ムーミンママのモデルとなったのはハムの愛称で親しまれた
トーベ・ヤンソンの母、シグネ。
フィンランドの切手のデザインを数多く手がけた挿絵画家で、
アラビアから50年代に発売された初期のムーミンフィギュアの原型も
ハムの手によるものです。

「Moominmamma and the berries」はどこか懐かしい雰囲気の暖かなレッド。
ベリーを摘むママの絵は頭に飾った薔薇から推察すると、絵本
『それからどうなるの?』(講談社)の
挿絵がベースのようですが、絵本のママはエプロンをしていません。

マグをはじめ、アラビア社のムーミン食器のデザインは
デザイナーのトーベ・スロッテがすべて一手に引き受けています。
食器やカトラリーの形状に合わせて原画を組み合わせたり
必要な部分を描き加えたりアレンジをしているのだそう。
マママグの場合はエプロンが追加されただけでなく、
目も大きく、優しい表情に変わっています。

マグの絵に合わせてベリージュースを飲むのもいいですが、
赤い色が映えるものを考えて、プリンを作ってみました。
卵1個に砂糖大さじ1、牛乳100ccをよく混ぜ、茶こしなどで漉します。
マグがすっぽり入る鍋にお湯を沸かし、ラップで覆ったマグを入れたら
蓋をして弱火で約10分。
ふるふると固まったら、火を止め、蓋をしたままさらに10分。
冷蔵庫で冷やしてどうぞ。
カラメルの代わりにベリージャムを添えてもいいかもしれません。
お母さんの手作りプリンを思い出す、
優しい味わいです。

text:萩原まみ(too)