ナウ!
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ROYAL

Holmegaard

終わって、また始まる。

高校を卒業して 友達が大阪の大学へ入学した。 その最初の夏休み、 地元で数カ月ぶりに会ったら 妙な大阪弁だった。 ほんまぁ~おれ大阪弁? むっちゃ楽なんやわー。 その妙な大阪弁を聞いた時、 何だかチョット遠い物を感じた。 それ以来、なんでだかそんなに 会わなくなってしまった。 そんな風に少しの事で 終わる事もあるけれど 終わってまた始まる事もある。 仲の良い大学時代の友達から 久しぶりに電話があって 遊びに来ることになった。 それは結構嬉しい事だったから 近くに住んでる友達にも連絡し 張り切ってお酒の準備をした。 久々に会う友達は、何だか 昔と違ってギラギラしていた。 ではあるけれど友は友である。 お酒を酌み交わしながら 昔話に話を咲かせれば、なんだ 何も変わってないじゃないか。 そう思った 続きを読む

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コップ、ステム

東屋

海の上で、騒ぐ人たち。

全くそぐわない人間でも、ここに足を踏み入れると、 とたんに気持ちが解放されて、はしゃいでしまう。 海に面した、絶好のロケーションだから、 多かれ少なかれ、そんなところもあるだろう。 しかし、今日のそれは、少し度を越している。 それは、極度の緊張状態を乗り越えた、オシボリユウジが トム・クルーズ張りの名演技をやってのけたから、かもしれないし、 ティーマのロングプラターに、イタリアン3種盛りしてみっか、という、 シャチョウのアイデアが、案外いい感じにまとまったから、かもしれないし、 まだ4月というのに、いい大人が冷たい海に飛び込んで、 プールの後みたいな、心地よいけだるさに襲われているから、かもしれない。 否、そのどれよりも、大きな引き金となったのは、このグラスだ。 パーティー始まりの合図に、チーンと鳴らした音が 高く澄んで、心地よく海に響いたから、 まだ一口も飲んでいないうちから、出来あがってしまった。 カチンと、スイッチが入ったのだった。 京都の丹波で作られるグラスは、職人によって、 一つ一つ丁寧に成形して作られる、揺らぎのあるグラス。 少し無骨な佇まいは、信用できる骨董屋に並んでいるような、 大物ヴィンテージグラスの雰囲気すら漂っている。 適度な重みと厚みで、手にしっくりとなじんで、 いいグラスで酒を飲んでいる、という満足感もある。 一週間続いた合宿の最終日。 『ルネッサーンス』なんて、ベタなギャグが飛び出してしまう程に、 私たちは完全に浮かれているんだけど、どうかここは目をつぶってほしい。 よそ者だなんて、笑わないでほしい。 海にせりだしたこの空間で、湘南の風を浴びた私たちは、 少しばかり、バカになっているのだから。

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Kartioタンブラー・ハイボール

iittala

上司の顔に、水をひっかける。

カルティオグラスの撮影中に『じゃあそこで水、かけてみよっか。』の声。少し戸惑いをみせつつ、監督が言うなら仕方ない。そこは思い切ってやる。かける方も、かけられる方も、その周りも、演者はずぶの素人。ただカメラを握る監督が、プロなのだ。だからそこは、言われたことに忠実に、全力で臨むしかない。するとそのうちに、正体不明の役者根性が顔を出し、おかしな空気が漂いはじめるのだから、まったく、なにをやってるんだか。こらえたけど、我慢できずに少し笑ってしまったこと、それが心残り。 一番最初に買ったイッタラの商品、それがたしか、カルティオだったと思う。この何の変哲もないグラスを手にするということが、おしゃれ人間への第一歩のような気がして、そして、そういうことがわかりはじめた自分にも、少し満足していた、若かりし日 続きを読む