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2017年12月1日
テーブルセットNO.3

白いクロスを敷いたテーブルセット

白いクロスを敷いたテーブルは、食器の色を自由に組み合わせて使う事ができていいなぁと思っていたんだけど、実際にそうしてみると、ガラス食器の群がとてもよく似会い、食器は白が綺麗に映えた。それは今回が特別なのかもしれない。白い布を敷いたとはいえ、2017年のクリスマス用に作ったFabric of the day Kiroを敷いているのだから。雪の積もった石畳がモチーフになっているので、雪のように白い食器と、氷のようなガラスが積もるのは言葉的にも美しく、それで余計に綺麗に感じたのだろうか。今回のス的なるは、白いクロスを敷くテーブルセットというより、Fabric of the day Kiroを使った2017年のクリスマスを楽しむための、ス的なる生活、テーブルセットNO.3である。白い器とガラスをたくさん積もらせ、そこに1色を加えるというシンプルセットだから、誰でも簡単に取り入れる事はできる。

準備から心地よきかなガラスの集積

氷みたいな印象のあるガラス器をその中心に選んでみた。イッタラのフローラにフルッタ、そして東屋のステムとBarのデキャンタ―、スクルーフのプレート。どれもガラス表面に特殊な表情がある。この組み合わせは実に素晴らしく(自画自賛)、他であまり見ることのない集積だから、手元にあれば、この組み合わせを是非とも試して欲しい。上品な宙吹きガラスの中にオイバ・トイッカがデザインした独特なる型吹きガラスを組み合わせる。すると不思議な雰囲気を醸し出してくれるのだ。

フィンランドでのクリスマスパーティーに参加した時、テーブルの飾りつけに氷のドームを使っていた。それはバケツに水を張って作った物だった。その時のことを今も鮮明に覚えている。薄くて透明で表面に凹凸があるからだろうか、オイバ・トイッカのフローラにその印象は少し結びつく。そしてトーンの揃った型吹ガラスがテーブルに沢山置かれているのは本当に綺麗だ。コツコツ貯めたフローラやフルッタを、時にはまとめて使ってみよう。今回はアートフローラボウル190mmをサラダボウルに、フローラボウル150mmをカットしたパンを入れる器に、ボウル100mmを銘々のパン皿的に使ってみた。

クリア、ホワイト以外のカラーを色々盛り込むと、雑多な雰囲気になるので色はグリーンに絞っている。それに合わせてキビもグリーンとフロスト2色を各2個揃えている。これがグリーン+アメジストでも良いと思う。何か1色もしくは2色ぐらいに絞るとまとまりがあっていい。料理や花に関しても食器にリンクさせ、緑をメインに、赤を少々加えるぐらいで組み立てている。

氷のような印象はフローラだけでもない。宙吹きガラスの表面にはまた違った揺らぎあり、それも見ようによっては氷のようでもあり雰囲気がいい。特にBarシリーズのデキャンタ―に白ワインを入れてみたところ、明るい時間にとてもよく映えた。このワインにデキャンタ―を使うべきか、そうでないのか、そんな知識は持ち合わせていないから雰囲気でやっているのだけれども、難しく考えないで美味しかったからイイじゃない。そこに東屋のステム、これもシックで良く合う。

センターピースに使えるような食器を見つけるのはナカナカ難しい。大きいだけにハズレではすまない。特にガラスプレートとなればそう見つからない。加えてガラスの大皿は作るのが難しい。諸々が難なんだけれど、そういった物ほど、存在感があって素晴らしいのだ。機会あれば、これというガラスの大皿は手に入れておくといい。

楕円と長方形の食器

これは毎度毎度、念仏のように唱えているので、よく知った事でしょうけれど、また使ってますから、此方でも。フィンランド食器のセンターピースとしては、ティーマのロングプラターが重宝します。大きさはあるけれど、幅が狭いのでテーブルで邪魔にならず、とにかく絶妙なサイズが使い易い。これに加えてティーマのスクエアプレートを併用するとセンターは無敵だ。そんなに沢山揃えられないセンターピースであるから、これぐらいにシンプルである方が色々な食器に合わせて使いまわせていい。何かといえばロングプラター、その脇にスクエア。

銘々のメインプレートもテーブルが長方形だから丸皿よりオーバル皿の方が具合はいい。今回はエエヴァオーバルプレート25cmを選んだ。これはアラビア工場最閉鎖前、最後の年に作られたメイドインフィンランド。少し特別な意味合いを含むプレートだから12月によく似合っているように感じる。もちろん、ここにパラティッシオーバルというのもいいだろう。

ガラスをメインにして、その脇を白い食器が固める。そしてお気に入りのフルッタは、これぞ!と目立つグリーン。グリーンとアメジストの組み合わせでもいい。ただ、あまり色を多くしない方が綺麗にまとまる。まぁ、シンプルな構成だから、クリスマスの要素は直接的に抱えていないのだけれど、白とガラスと緑色はクリスマスの雰囲気を生み出しているんじゃないだろうか。そこに少し赤でも沿えたらいい具合。こんな風に白いクロスを敷き、テーブルを組み立ててみると洒落て見えるはずなのである。

撮影:一色海岸の家(STAYCATION)