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スコープオリジナルバード第五弾 KYHJYU(キューヒュー)が出来た日のはなし

新しいアイテムを作るには
まず、元となる新しいアイデアが必要で、
そこがとにかく難しい。

ただ、面白い物を作ろう、新しい物を作ろう、
なんてザックリした話では現実、進まない。
絶対にアイデアがいる。

で、僕が思いついたのは、
昔から欲しくて欲しくてたまらないポムポムベースと
大好きなバードを合体させるという方向である。
デザイナーではないからDJ的作業しかできず、
スコープ支持派の皆様には申し訳ない。

僕のイメージでは尾がポムポムしてくれたらいいなと、
そんなイメージからのアイデアだった。
それをオイバの家へ行き、直接伝えると
『では、やってみよう(オイバの言葉)。』
とにかく作ってみる事になった。

これが実に周りを、とにかく驚かせた。
何故かというと、体調を崩し、オイバは一度倒れ、
もう引退だ。が口癖になっていた頃だったから。
もちろん外出も殆どしていないので、工場へなんて
とてもとても行っていなかった時だ。

本当は僕がオイバの家を訪れるのもどうか?
という話があったんだけれど、
一部の人に僕が行くとオイバがヤル気を出して
元気になるかもしれない。そう考えてくれる人がいて
僕はオイバの家へ行く事になったわけです。

で、実際にヌータヤルヴィへ行く事になって
試作をする事になった。流石に心配だからと
僕らとも仲良くしてくれてるオイバの姉ちゃんも
同行してくれる事で遂に決行となった。

出発!

オイバと一緒にヌータヤルヴィガラス工場へ向かう。
そして到着するなり、オイバは軽く職人と話す。
僕が書いてきたアイデアスケッチ的な紙、そして
多くの人から小さ目がいいと言わていたので
ビンテージバードで特に欲しいけど見つからない
SuloとSoljaのボディをベースに作りたいと資料を
渡してあったから、それをベースに話していた。

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で、気付くとオイバがいなくなっている!ドロン!
だけど、ここから予想もしなかった流れに!

僕の周りにガラス職人が集まりだしたのである。
そして皆が僕からの指示を待っている。
さぁ。どう作る?そういわんばかりに待っている。

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そうオイバのする仕事を何故か僕がやる事に
なっているのだ。かなり慌てた。
けれども、一度オイバと試作している経験もあるので、
どんな風に進めるのかも大体は理解している。
案外いけるかもしれないと思ってしまった。

自分のイメージを職人に伝えて、
バードの本体に尾をポムポムしていく。

 

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だが、やはり、どうにもうまくいかない。
思った場所につけてくれなかったり
とにかく思うようには出来ていかない。難しい。
そして勿論、どれも洒落たバードにはならない。
同行したスコープスタッフは凄くイイ!カワイイ!
と名太鼓持ちの如く緊張する僕を
鼓吹してくれるんだけど、やはり、どこか違うのだ。

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そうして5種類ぐらい作った所でオイバ登場。
僕が作ったバードを見る。「まだまだだな」と一言。
当然だ。オイバが僕のアイデアの続きの試作を始めた。

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まずできたのは、僕の作った試作を修正したスタイル。
オイバもイマイチだったようだ。
オイバのも僕のもイマイチ。
そもそもアイデアがイマイチなのかもしれない。

そこでオイバは閃いたようだ。
職人を呼び集め色々指示をだす。

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そして大きく方向を変え、黒いボディーに尾の色目を
ポムポム化したような新しいバードが生まれた。

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僕の考えていたのとは違う、

新しく綺麗なガラスのコンビネーション

そんなポムポムした尾になった。
それは、まるで脚なしキーックリの子供みたい。
子供っていうか青年ぐらいか?

尾がとても特徴的で、実に洒落ている。
黒いガラスはあまり好きではないのだけれど、
その分、綺麗な尾が強く引き立って見える。

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これは素晴らしい!そして新しい!
こうして完成したバードを見たオイバも大きく頷き
とても満足はしているようだけれども、
実はそれでは終わらなかったのだ。

「お前はポムポムが好きなんだろう。
だったら、新しいポムポムを作るか。」

そうして僕のノートにデッサンを始めた。
この続きは!?その続きの物がフィンランドから
出荷された頃に話そうかな。

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あっ、最後に。
このバードの名前、実に謎に包まれています。
後日オイバに名前を付けて欲しいと伝えると、
「キューヒュー」と、オイバの口から
ゆっくりと吐き出されてきた名前です。
意味を聞いても何も言わない。ただ「キューヒュー」と。
フィンランド語でも何語でもないようで、
アノーみたいなものなのかもしれない。
だが、バードにとても良くマッチした洒落た名前だ。
キューヒュー、息を深く吐き出すようにキューヒューだ。

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オマケ!次回予告!続きは寒くなる頃かな。

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text:シャチョウ