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Moomin 20Stories

special story2

フレー!(Hurray!)

RARE LEVEL:★★★
2012

「ばんざい!」
「めでたしめでたし!」

「フレー!」という言葉は日本語だと「がんばれ!」みたいなニュアンスで
応援するときなどに使われますが、
フィンランド語で「Hurraa!」
英語で「Hurray!」を直訳すると
「ばんざい」「めでたしめでたし」といった感じでしょうか。

2012年、WDC(World Design Capital)のモデル都市に選ばれた
フィンランドの首都ヘルシンキ。
このマグは、WDCヘルシンキ2012のオフィシャルパートナーである
アラビアから発売された関連商品のひとつです。
底のバックスタンプはムーミンですが、これまでのムーミンマグと
かなり印象が違います。

それもそのはず。
実はこのマグの元絵はムーミン童話ではないんです。
トーベ・ヤンソンが描いた絵本『さびしがりやのクニット』
(講談社)のパーティの場面で、
この下のほうにはニョロニョロ、フィリフヨンカ、ヘムレンの姿が。
テントみたいに見えるのはかいてんブランコの屋根で、
大勢のホムサたちがブランコに乗って遊んでいます。

同書にはスナフキン、ミイといったおなじみのキャラクターも
登場するので、ムーミンの世界と地続きと考えていいでしょう。
ですから、マグの取っ手の左側でおどけた表情で踊っているのや
チークダンスを楽しんでいるのは、ムーミン族かスノーク族の誰かだと思います。
スニフみたいな姿も見えますね。

黒と黄色の鮮やかな色使いは絵本の原画そのまま。
下のほうにチラリとアクセントになっている赤い丸はホムサが手にした風船です。

華やかで大人っぽい雰囲気の「Hurray!」は、ほかのムーミンマグ
とのコーディネートは少し難しいかもしれませんが、
ムーミン以外の単色のteemaマグと組み合わせてもしっくりきます。

WDCヘルシンキの記念商品のため、2012年で生産終了。
日本ではイッタラ直営店限定での販売でした。

今後もこの「Hurray!」やストックマンのような限定マグが作られるのか・・・
新展開が楽しみですね。

text:萩原まみ(too)