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2014年12月12日
感電に気をつけて!

ニョロニョロ(the Hattifatteners)
2006-

種から生まれて電気を食べる不思議な生物、ニョロニョロ。

言葉を持たず、意志の有無も不明、集団でわらわらと移動する
ニョロニョロは、ムーミン谷で厭われる存在です。

英語名はハッティフナット。
ニョロニョロというのは日本語名ですがなかなかピッタリの名前ですよね。

その不思議な生態は『ムーミン谷の仲間たち』(講談社)
収録の「ニョロニョロのひみつ」で詳しく述べられています。
自由きままに旅するニョロニョロに心惹かれたムーミンパパはボートに
同乗して旅に出るのですが、言葉も通じないニョロニョロたちに
次第にいらだちを覚えて・・・。

映画『かもめ食堂』では「電気を食べる」と表現されていましたが、
ニョロニョロたちが恐ろしいのは体が電気を帯びていて、
雷が大好きだということです。

そんなニョロニョロがマグではお行儀よく椅子に座って
膝だか太股だかにカップ&ソーサーをちょこんと乗せています。
これは絵本『それからどうなるの?』(講談社)の1コマ。
また、コミックス『ひとりぼっちのムーミン』(筑摩書房)には
スーツケースを手にムーミンの家に押しかけ、「カクテルはないの?」
と要求する場面が出てきます。
小説と絵本、コミックスでは、設定が異なっているんですね。

『ムーミン谷の夏まつり』(講談社)では、「~~するべからず」と
楽しみを禁止するたてふだを立てた公園番に業を煮やしたスナフキンが
夏至の前日にニョロニョロのたねを蒔いて、公園番を感電させ、復讐を果たします。
白くてツヤツヤしたたねを蒔くと、ニョロニョロが頭から
にょきにょきと生えてくるのです!

そのニョロニョロのたねをイメージしたドリンクの飲めるお店
「ムーミンスタンド」も大人気。店内にはニョロニョロの飾りやグッズもいっぱいです。
ニョロニョロの不思議さに惹かれた方はぜひ行ってみてください。

気分も明るくなるオレンジ色のマグには、ピリリと電気を連想させる、
自家製ジンジャーエールを。
表面をきれいにした生姜を薄切りにして同量の砂糖を加え、
30分以上おきます。水分が出たら中~弱火で30分ほど
煮て、レモン果汁1個分を混ぜ、生姜を取り出したらシロップ完成。
生姜はそのまま食べてもよし、刻んでジャムにしたり、生姜焼きなどの料理に入れたり。
新生姜を使うと、きれいなピンク色のマイルドなシロップになります。
辛いのがお好みの方は根生姜にシナモン、クローブなどのスパイス
を加えてみてください。

もっとお手軽に作りたいときは、すりおろし生姜、ハチミツ、
レモン汁を混ぜるだけでもOK。
紅茶やお湯、水割りでもいいですが、
ソーダのほうが雰囲気が出るかな?

text:萩原まみ(too)