2008年のスケジュールノートを作らないとヤバイ時期になってきました。
って既に販売してないといけないこの季節に今年のグラフィックを描いて
くれるアーティスト様と初打合せをして参りました。
毎年8月には一度打合せをして。
とは思っているのですが必ず遅れます。
なかなかなかなかね。体が重いから仕方ない。なんて。
あっ。今年のアーティスト様の事を書く前に。
今日はこのスケジュールノートの事を少し書こうかなぁって思ってます。
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もともとは名古屋にあるデザイン会社 クーグートの社長さんが自分用に
作ったノート。自分が使いやすいように自分でデザインをして、紙も
リサイクルし(いつも捨ててしまう紙を使い)製本して使っていたそう。
それをクーグートさんの忘年会で参加者の皆様に配るようになって(僕も
一度参加した事ありますが非常に沢山の人が集まる忘年会なんですよね。
強烈に人望があるんでしょう。スコープは毎年こじんまりと身内だけで
開催です(汗))忘年会に参加した人がそのノートを1年使い、使い勝手が
いいから毎年欲しいと思うようになって、更に使ってる人が『いい!』
って話すから口コミで欲しいって人がどんどん増える。
僕もDesignWaterの鷲見さん(SCOPEではChocoStoolを扱ってます。)と
Beets日比野さん(SCOPEではKakeiを扱ってます。)が使っているのを
見て、どうしても欲しくなっちゃって、2005年から1冊頂いて使い始めました。
僕との相性も凄く良かったんですよね~。
見開き2ページで1ヶ月のスケジュール部分が凄く使いやすい。
罫線のページも無地のページも紙も薄めで切り取り線があるから簡単にページ
を綺麗に切り取れる。
もう凄く気に入ってしまって、翌年2006年には表紙をSCOPEバージョンにした
スケジュールノートを作って頂きました。ただこの年は数も少なかったので
販売はしていません。自分達が使うように作ったに近くて一部取引先さんに配り、
少しだけ抽選でプレゼントして終わり。当たった人はラッキーでしたね(笑
そしてようやく2007年。
SCOPEカラーのネイビーの表紙にグラフィックがクリア印刷されたスコープの
スケジュールノートが販売開始となったわけです。この表紙1つにしても凄く
苦労したんですよ。すすめるデザインを書いてくれてるワダケンジ氏にアート
ディレクションをお願いしたんですが、僕の希望は
・毎年新しいグラフィックでノートの表紙を飾りたい。
・毎年グラフィックは違っても一貫して一目でスコープのノートである
とわかって欲しい。
・10年通して一貫した何かが欲しい。
ネイビーにクリア印刷って言うゴールに達するまでには1ヶ月以上掛かりました
がクリア!それも凄く満足するゴール。今だにこれ以上のゴールは思いつかない。
という事でこの青にクリア印刷と言う方向で10年作り続ける事を決めたんです。
何故10年と言う部分は特に意味なし。何となく凄く長い年月って感覚で決めたら
10年になりました。10年一昔。
そして。2008年は値段は高くても1点1点に温かみのある、自分の中でずーーっと
価値感がかわらないような(上がってくような)物をしっかりとセレクトして
ラインナップを作りたいなぁと言う僕の思いを聞いて、素敵なアーティストを
紹介してくれました。
ワダケンジ氏がオランダ・デザインアカデミーアイントホーフェンにいた時の
後輩 MINA WUさん。
http://www.wretch.cc/blog/minawu
作品はドローグデザインのコレクションにも選ばれていて、今参加されている
プロジェクトもかなり異次元なほどビッグです。スコープの小さな仕事をお願
いするには申し訳ない感じですが、受けてくれたのは本当に嬉しい。これから
日本に住まれるようなので、これをきっかけにスコープへもっともっと協力
して貰いたいな~って1発目の仕事も終わってないうちから考えてます。

さー11月発売に向けてがんばるっす。